電動車椅子 | 車椅子マナー情報ブログ

公共交通機関などで電動車椅子 | 車椅子利用者のマナーを考えてみました。

電動車椅子・車椅子ユーザー視点での路上マナー編

外を歩くことにあたってのマナー

道路交通法では、「車両」ではなく「身体障害者用の車いす」とし、通行中は「歩行者」として扱われます。

マナーポイント:

p-1…歩道では、基本的に歩道を通行しましょう。
歩道がない道路では、路側帯(ろそくたい)を通行しましょう。
路側帯もない場合は、道路端に寄り慎重に通行してください。
また、自動車交通量が多く危険であったり、悪路面や狭い道幅では、迂回する必要も出てきます。


p-2…狭い道で自動車、自転車、歩行者が通行する場合は、端に寄って譲りましょう。


p-3…歩行者であるため、自転車専用歩道などは基本的に歩けません。

信号機がある交差点では、横断歩道を利用してください。


p-4…踏切の線路を渡るのは細心の注意を払いましょう。
線路の溝は車椅子の前輪がスッポリとハマるので大変危険です。
手動車椅子なら手持ちハンドルを同伴者に持ってもらい前輪を浮かせたり、電動車椅子なら路線に対して少し斜めに入るなどの方法もありますが、自分に合う方法でゆっくり進みましょう。


p-5…路面にある排水溝にも前輪がハマることがあります。
必ずシートベルトと首を守りたいなら頚椎カラーなどを着用しましょう。


p-6…電動車椅子で単独の場合、出かける前にバッテリー充電満タンかどうかチェックしましょう。
外でバッテリー残量が少なくなった、またはバッテリー予備がなくなってしまったら、バッテリー切れになる前に近くの店舗(お店)などに必ず相談して充電させてもらうのも一つの方法です。
もし万が一、店舗に辿り着く前にバッテリー切れになってしまったら、通行人または電話でSOS、手動操作に切り替えて押して貰うことになる可能性が出てきます。
タイヤのパンクも同様で、前もってパンク修理業者や福祉タクシー会社を調べておくことも必要になります。
予め、ご自身の電動車椅子の特徴、横幅に縦幅、タイヤの空気、限界走行距離などを知っておくと良いでしょう。


p-7…人で混雑しているような場所は、ツマ先やタイヤが接触しやすいので、注意しましょう。

まとめ:

路上でも危険が多いので下準備や譲り合いを大切にしましょう。

続いて、【介助者・同伴者・ヘルパーさん視点での路上マナー編】の記事をお楽しみください!

 

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